歯科・口腔外科

ペットのオーラルケアについて

ペットのオーラルケアについてペットのオーラルケアとして、一番効果的なのは歯みがきです。しかし、実際のところ、嫌がらずに歯みがきをさせてくれる子はなかなかいません。
最近、ペット向けのオーラルケア商品がたくさん販売されていますが、飼い主様から「うちの子にはどれが合うのかわからない」「正しい使い方ができているのかわからない」という声を聞くことがよくあります。
そんな時は当院までお気軽にご相談ください。簡単にお口の中の状態をチェックできる検査や、歯みがきのコツをお伝えしております。

ひまわり動物病院での歯科治療の特徴

口腔外科専門医当院では専門医をお招きし、歯内治療、歯科矯正、口腔内腫瘍切除、骨折整復といった、高度な技術と特殊な機材が必要な処置を行っております。
手術の場合は緊急疾患を除いて、基本的に予約制で行います。手術前には術前検査が必須です。
ペットのお口で気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。

パグやフレンチブルドッグ(短頭腫)などの飼い主様へ

ブルドッグ、パグ、シーズーなど、頭蓋骨の長さに比べて鼻の長さが短い犬種のことを「短頭種」といいます。短頭種は咽頭や鼻の構造上、熱い気候の時期や興奮した際に呼吸器の病気になりやすいので注意しましょう。 短頭種に多く発症する呼吸器の病気を、「短頭種気道症候群」といいます。

短頭種気道症候群の原因

短頭種は身体の構造上、鼻の穴が狭く、上あごの柔らかい部分が垂れ下がっています。これらの構造が原因となり、興奮時や夏の暑さなどで呼吸が激しくなった際、気管の入り口が塞がってしまうことがあります。そのため、呼吸困難などの症状に陥り、短頭種気道症候群となります。

短頭種気道症候群の症状

熱い気候や興奮時に激しい呼吸とともに呼吸困難に陥り、泡を吐き失神することもあります。通常このような症状は、年齢とともに進行していき、肥満なども気道を狭くする原因となるため、症状を悪化させます。

短頭種気道症候群の治療

根本的な治療は外科手術となります。鼻の穴を広げる手術、あるいは垂れ下がった上あごの柔らかい部分を切除する手術があります。また、この2つの手術を同時に行うことをおススメすることが多いです。短頭種は麻酔によるリスクがその他の犬種よりも高いため、手術時期や手法、麻酔のリスクなどは事前にしっかりとご説明させていただきます。

短頭種気道症候群になりやすい犬種とは

パグ、イングリッシュブルドッグ、フレンチブルドッグ、ボストンテリア、ペキニーズ、狆、ボクサーなど

他院様へ

他院様へ当院では、他院様からの紹介による歯科治療を受け付けております。事前に紹介状をご記入いただき、FAXまたはメールでお送りいただくか、飼い主様に直接お持ちいただくことも可能です。ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

歯周病とは?

歯周病実は、わんちゃんやねこちゃんはむし歯になることはほとんどありません。その反面、歯周病にかかることが非常に多いのです。お口のケアをせずに3才を過ぎたわんちゃんやねこちゃんは、ほとんどが歯周病になっているというデータもあります。

むし歯と歯周病の違い

むし歯菌によって歯の部分が溶かされてしまうのがむし歯で、歯周病菌によって歯の周りの構造が壊されてしまうのが歯周病です。歯周病は「歯の周りの構造=歯を支える構造」が壊されていくので、初期では痛みで食事がしにくい程度であったものの、進行すると歯がグラグラして抜けたり、重症化して顎の骨を骨折してしまうこともある怖い病気です。
健康な生命を維持するためのエネルギー源=食事は、お口から取り込む必要があります。元気で長生きしているわんちゃんやねこちゃんのお口の中は、キレイな状態であることが多いです。歯周病対策は健康な毎日を送る第一歩であるといえるでしょう。

ペットの歯を守る~歯周病のチェックポイント~

ペットの歯を守る~歯周病のチェックポイント~現在、3歳以上のわんちゃんやねこちゃんの約80%以上が歯周病を持っているといわれています。歯周病の予防には定期的な健診はもちろん、ご自宅でのブラッシングできちんと歯垢を落とすことも大切です。歯磨きの際のしつけ方法もお教えいたしますので、お気軽にご相談ください。

犬・猫のお口のチェックポイント

最近ではペットもデンタルケアをするのが一般的になっていますが、飼い主様からは「手入れの方法がわからない」「この方法で合っているのか不安」などの声を聞くことがあります。
人が歯みがきをするのと同じく、わんちゃんやねこちゃんにも歯みがきが必要です。小さい頃から歯みがきに慣れさせておけば、歯石の付着や歯周病を防ぐことができます。
お口のケアをしないと、さまざまな問題が出てきます。歯みがきの際にはペットの口の中をチェックする習慣をつけましょう。以下の項目のうち、ひとつでもあてはまるものがある場合は、口腔疾患が疑われますので早めに受診してください。

  • 口臭が強い
  • 歯肉や粘膜が赤く、腫れている
  • 常に口を気にしている様子がみられる
  • 歯がグラグラしている
  • 歯が抜けてしまった
  • 歯の形や色がおかしい、または歯がない
  • 歯並びがおかしい、または乳歯が残っている
  • くしゃみ、鼻汁、鼻出血がよくある
  • 口の中から出血したり、歯みがきの時に出血することが多い
  • 歯垢や歯石がついている
  • 顎をガクガクと震わせることが多い
  • よだれがたくさん出ている
  • 以前に比べて食べるスピードが遅くなった
  • 食事の際に奇声を発したり、食べこぼしが多い
  • 食事を途中で止めてしまうことが多い
  • 口の中にできものがある
  • 口付近を触られるのを嫌がる
  • 口が開かない、または閉じない
  • 顎、鼻、目の下が腫れている、または腫れて皮膚に穴が開いている

よくあるお口の症状

口が臭う

本来、歯がキレイな動物の口内は嫌な臭いがしません。歯周病の程度によって口臭の種類も変わってきますが、初期は生臭い程度だったものが、重症化すると排水溝のような臭いになります。この臭いは歯周病菌(=悪玉菌)が作り出すものです。口臭が強いのは、口内に悪玉菌がたくさん存在しているということになります。

歯が茶色や灰色になっている

お口の中が不衛生で、歯周病菌がたくさんいる環境になってしまうと、歯の表面に歯石が沈着します。本来の歯は白くてピカピカですが、そうでない場合は歯石で覆われ、歯周病が始まっている可能性もあります。

食事を食べにくそうにしている

口の片側のみで食べようとしていたり、ボロボロとこぼしていたり、奥歯に何かはさまったような食べ方をしていたりといった、いつもと違う食べ方をしている時は、歯周病で口の中が痛んでいるということが考えられます。他にも、よだれが多くて臭う、ネバネバのよだれで口の周りが汚れている、前足や寝ていた場所がよだれで汚れているという場合は、歯周病で口の中がただれている可能性があります。

デンタルケアの方法

歯磨きをする犬歯周病対策で最も大切なのは、やはり歯みがきです。最近では、歯みがきガムや歯みがき用おもちゃといったアイテムもありますが、「噛ませることで歯みがきをする」という方法には限界があります。基本的には歯みがきペーストや歯ブラシを使ったお手入れを行うのが理想です。歯みがきを嫌がる子でも、少しずつトレーニングしていくことで慣れていきます。

歯みがきを嫌がるわんちゃんのための工夫

歯みがきはわんちゃんの健康維持のために大切なことですが、飼い主様からは「嫌がるのでうまく磨けない」「うまく磨けているか不安」という声が聞かれることもあります。わんちゃんに歯みがきをしようと思っても、実際はなかなかうまくいかないことがほとんどです。歯みがき前には準備をして、わんちゃんが歯みがきに慣れるための手順を踏んでいきましょう。

わんちゃんを歯みがきに慣れさせるために
1.口のまわりをやさしくなでる

まずは小さく切った犬用のおやつを用意しましょう。わんちゃんがリラックスできる環境を作って、口のまわりをやさしくなでることを繰り返します。

2.口のまわりや歯茎を触る

片手でおやつを持ちます。その状態でもう片方の手を使い、口のまわりを数秒程度、軽くつかみます。慣れてきたら上唇をめくり、指の腹を使ってやさしく歯や歯茎を触ります。うまくできたらおやつをあげます。

3.指を口の中に入れる

口の中に指を1~2秒入れてすぐに出し、徐々に口の中に指を入れる時間を長くしていきます。嫌がったら指に肉汁をつけて行ってみましょう。噛まれないように気をつけながら時々唇をめくったり、口のまわりをマッサージするなどして、わんちゃんにとって心地良い雰囲気を作ります。

4.ガーゼや歯磨きシートを巻いた指を口の中に入れる

上から鼻先をつかみながら、上唇をめくります。その状態で、ガーゼや歯磨きシートを巻いた指を唇の端から口の中に滑らせるようにして入れます。そのまま歯を数秒触ります。ガーゼや歯磨きシートをぬるま湯で湿らせたり、肉汁や犬用歯磨きペーストをつけるとスムーズです。慣れてきたら、ガーゼや歯磨きシートを巻いた指で歯を軽くこすり、前歯から少しずつ奥歯の方へ移動していきます。

歯みがきは3日に分けて

わんちゃんの歯垢は、3~5日経つと歯みがきではとれない固い歯石になってしまいます。そのため、毎日すべての歯をキレイにできればいいのですが、まだ歯みがきに慣れていない場合や歯みがきを嫌がる場合は、毎日少しずつ3日以内にすべての歯を磨くようにしましょう。ガーゼや歯磨きシートに慣れたら、次はブラシを使った歯磨きに挑戦します。ひとつの工程をクリアする毎にご褒美のおやつを与え、歯みがきを進めていきます。

歯ブラシを使った歯みがきの方法
1.前歯の外側

わんちゃんに歯ブラシを見せて、歯ブラシを水や肉汁で濡らしたり、犬用歯磨きペーストを少量つけます。口を軽く抑えながら上唇をめくり、前歯の外側から磨きます。

2.奥歯

上顎を抑えている手の指で上唇をめくり、徐々に奥歯も磨いていきます。歯の根元から軽く磨くようにしてください。特に、上顎の第4前臼歯は歯垢や歯石がつきやすいので丁寧にブラッシングしましょう。

3.歯の裏側

一方の手の人差し指と親指で、犬歯の後ろ側を皮膚ごとつまむと、簡単に口を開けることができます。その状態で歯の裏側まで磨いていきます。

4.上の歯の裏側

上顎をつかんでいる手を持ち上げて、歯ブラシを持っている手で下顎を押さえます。歯と歯の間も磨くようにしましょう。

5.下の歯の裏側

下顎の第1後臼歯は上顎の第4前臼歯に隠れているため、外側や裏側も忘れずに磨きましょう。磨き残しがないように注意してください。

デンタルケアのお悩み解消

デンタルケアは毎日のことですので、小さいうちから少しずつ慣れさせながら根気よく続けることが大切です。当院では、ガーゼを使った磨き方や歯ブラシの効果的な使い方などをレクチャーしております。また、歯みがきジェルなどのデンタルケア用品もご用意しております。わんちゃんに合った歯みがきの方法やケア用品をご提案しますので、歯みがきのお悩みがある方はお気軽にご相談ください。

歯みがき習慣を1歳までに

歯周病は、全身の病気につながる怖い病気です。歯周病からわんちゃんを守るには、飼い主様がしっかりと予防策をとることが必要です。予防のためには歯みがきが効果的ですが、歯みがきに慣れずに嫌がるわんちゃんも珍しくありません。
歯みがきを習慣化するには、1歳までに歯みがきに慣れているかどうかが大きく影響してきます。それ以上の月齢になってしまうと、歯みがきを嫌がることが多くなります。すでに1歳以上になっている場合には、歯磨きをより慎重に根気よく行うことが大切です。わんちゃんのペースに合わせながら、ゆっくり進めていきましょう。
また、歯がひどく汚れてからご来院される方が多くいらっしゃいます。症状の進行具合によっては抜歯するしかないケースもありますので、当院ではそうなってしまう前の予防歯科にも取り組んでいます。予防歯科での定期的なスケーリングはもちろん、ご自宅での歯みがきで歯が汚れていない状態を保ち、正しいオーラルケアでわんちゃんの健康を守りましょう。

歯科処置の流れ

1ご予約

診察をご希望の方はあらかじめお電話でのご予約をお願いいたします。丁寧に診察しますので、お時間に余裕を持ってお越しください。

2ご来院・問診

歯科問診票にご記入いただき、症状についてお伺いいたします。

3診察

お口の状態を確認させていただきます。必要に応じて、頭部レントゲン撮影などの検査を行います。検査結果を基に、今後の治療方針をご相談させていただきます。
歯科治療を行う場合は、次回の全身麻酔の予約を取らせていただきます。遠方にお住まいの方などで、初診と歯科治療を同日でご希望の方は事前にお電話でご相談ください。

4術前検査

当院では、治療当日に血液検査、レントゲン検査、超音波検査などの検査を行います。
検査の結果、健康状態が問題ないと判断された場合、処置を始めます。全身麻酔をかけられないような体の異常が見つかった場合には、そちらの治療を優先して行います。

5治療

歯周病の場合は、口腔内の消毒、歯石除去(スケーリング)、歯根表面の平滑化(ルートプレーニング)、歯面研磨(ポリッシング)を行います。症状に応じて歯周検査、歯科専用レントゲン撮影などを行った後、咬合調整、歯周外科治療、歯内治療、矯正治療、口腔外科治療などを行います。

6治療終了

麻酔から覚醒し、しっかり歩けるようになったら治療終了です。検査や治療の結果、ご自宅での歯のケア方法などをご説明させていただきます。歯科治療は基本的に当日お返ししていますが、重症の場合は入院することもありますので、事前にご相談させていただきます。

TEL:024-555-0366
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